よく犬用の発酵野菜のパウダーやペーストが売られていますが、自宅でも発酵野菜を簡単に作れます。
そんな栄養満点な消化器にも優しい犬用の発酵野菜の作り方をご紹介します。
発酵野菜とは
発酵野菜とは、塩漬けした野菜などを微生物(乳酸菌など)の働きによって発酵させた食品です。例えば、たくあんなどの漬物や納豆、味噌などが日本の発酵食品として有名です。
発酵の仕組みは、野菜を塩漬けし水分を抜くことによって、微生物が繁殖しやすい環境を整え、野菜の当分を乳酸やその他の有機酸に変えることで、酸味を持ち独特の風味を持つことです。
ただし、犬に発酵野菜を上げる場合、塩を使うわけにはいかないため別のやり方で発酵を促進させる必要があります。
犬に野菜をあげても意味がない?
そもそも犬に野菜って必要なのでしょうか?
答えは「必要」です。肉や魚だけでは必要な栄養を摂取することができないため、野菜は食事に必要です。ただし、犬は肉食に近い雑食動物であるものの、野菜や果物を消化する消化酵素を体内に持っていません。
そのため、自力で消化、分解することができないため、栄養の摂取がうまくできません。
ですが、まったく意味がないわけではなく、野菜や果物に含まれる食物繊維が、腸内良性菌のエサとなり、腸内環境を整え、老廃物や有害物質を吸着し排出してくれる働きがあり健康にも良い影響があります。
発酵野菜でしっかり栄養を吸収できる
野生の肉食動物は、草食動物の胃腸内にあるすでに発酵・分解が進んでいる草本植物を摂取することで肉からだけでは摂取できない栄養を吸収しています。
飼い犬に野菜や果物の栄養をしっかり摂取させるには、同じようにすでに発酵が進んでいる野菜や果物を与える必要があります。そして発酵野菜には以下の利点もあります。
消化酵素の活性化 | 発酵によって食品中の栄養素が分解されやすくなり、消化酵素の働きを助ける |
腸内環境の改善 | 発酵食品に含まれる乳酸菌が腸内環境を整え、善玉菌の増殖を促進 消化吸収がスムーズになり、便秘や下痢などの腸のトラブルを予防 |
栄養価の向上 | 発酵によってビタミンやミネラルが増加し、食品の栄養価が向上 |
このように発酵野菜には利点が多いため、通常の食事では補いきれない栄養をしっかり愛犬に与えて、健康な体を維持しましょう。
発酵野菜の材料

犬に食べさせてはいけないものや食べても良いが下処理が必要なもの(高シュウ酸含有食)など、しっかり把握して選んでください。
あとは食べる子の好みや活動量などを考慮しバランスを考えてあげると良いです。
りんごにはペクチンという発酵性の食物繊維が多く含まれており、発酵促進のために入れます。すでにビフィズス菌が大量に含まれるホエイを代用で使っても問題ありません。
- 瓶(煮沸消毒済みのもの)
- アルコールスプレー(高濃度アルコール)※パストリーゼなど
- 野菜
- りんご
- フードプロセッサー
使用野菜例
しろ菜 | 白菜 | 人参 ※ |
かぶ | 大根 ※ | セロリ |
小松菜 | きゅうり | ズッキーニ |
オクラ | ブロッコリー ※ | インゲン |
ナス | かぼちゃ | バターナッツかぼちゃ |
レタス ※ | パプリカ | ピーマン |
キャベツ ※ | パセリ | きのこ類 |
発酵野菜の作り方
包丁で細かくカットしていっても良いですが、多くの野菜を入れるためかなり手間です。
野菜スープの作り方でもご紹介した、フードプロセッサーを使用することをおすすめします!作業時間は半分以下に間違いなくなります。

(できる方のみ)使用する瓶を煮沸消毒する
瓶が乾いたら高濃度アルコールで消毒して蒸発させる
この時フードプロセッサーや使う道具一式アルコール消毒を行う
※犬はアルコールNG、パストリーゼを吹きかけたらしっかり蒸発させてください

野菜の汚れを落としひたすらフードプロセッサーで裁断していく
※包丁、フードプロセッサー、手などもしっかりアルコール消毒する

アルコールが気化した瓶に裁断した野菜をひたすら詰めていく
※りんごは最後に入れると失敗しにくい

発酵が進むとガスが発生し野菜が浮かび上がってくるため押し込む
室温によって異なりますが、2~3日で漬物のような臭いになるので完成
完成後は冷蔵庫で保存し、1か月程度を目安に食べきる
発酵野菜の保存方法
1か月程度で食べきれる場合は、冷蔵庫で保存して定期的にかき混ぜてください。それ以上に保存する場合は1週間程度の量に小分けして冷凍すると良いです。
解凍する場合は、電子レンジや加熱する方法は避けた方が良いです。せっかくの酵素が死んでしまうため冷蔵庫や自然解凍でゆっくり解凍するようにしてください。
最後に
毎食発酵野菜を与えることで、腸活につながるだけではなく栄養バランスも良くなり、健康にもつながっていきます。
うちの愛犬たちも発酵野菜で被毛がふわふわになり、腸活の影響か涙やけもきれいになったので何かしら良い影響があることは間違いありません。
愛犬の健康のためにもひと手間かけてみませんか?
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