愛犬の涙やけが治った!主な原因と改善例からケア方法をご紹介

犬のケア用品

犬の涙やけはよくある症状で、白い子ほど顕著にでてしまうため悩まれている方は結構いるのではないかと思います。
我が家の白マルプーのこむぎは迎えたときから涙焼けのひどい子でした。茶マルプーのちまきもずっと涙を流していて、涙やけもするし顔が雑巾のような臭いになってました・・・。
そんな2匹の涙やけを改善できた我が家の対応をご紹介します。

犬の涙やけとは

犬の涙やけとは、涙で濡れた目の周りの被毛が赤茶色に変色してしまうことです。
この症状自体は病気というわけではなく、本来無色透明の涙ですが、被毛に付いたまま放置すると時間とともに赤茶色に変色します。
涙が出の出方によって対処法も異なるので、まずは愛犬がどんな症状なのかを把握しましょう。

我が家での涙やけ改善例

涙やけの原因は個体によって様々ですが、我が家での改善例を先にご紹介します。

我が家の白マルプーのこむぎですが、特に先天性の病気はなく、一部アレルギーはあるものの、手作り食のためアレルゲンは口にしていません
もし先天性の病気やアレルギーなどの原因の方は、次の章からご確認ください。

まずはこむぎを迎えてから涙やけがあった時期までの写真です。

1. こむぎを迎えた日
2. 1歳の頃
3. 2歳の頃
4. 3歳の頃
5. 4歳の頃
6. 4歳4ヵ月(23年3月)

半年前までずっと涙やけがあります。
21年(3歳あたり)から、「ケイズマイスター」を食事に混ぜています。ケイズマイスターは「植物発酵酵素」によるデトックスによる体内環境の整備、免疫力向上、体臭・涙やけ対策が目的でした。

ただケイズマイスターだけでは4歳時の写真を見てわかる通り、涙やけは残っています。
トリミングのタイミングもありますが、涙やけ自体なくなってはいませんでした。

ですが、最近の写真を見ると・・・

涙やけまったくなくなりました!!

ちょうど3月あたりから腸活を初めて半年たったあたりの写真です。

この写真はトリミングにいく直前に撮った写真なので、トリミング後できれいになっていると言わけではありません。トリミング後の写真は本記事のサムネイルになっている写真です。

変えたことはただ一つ。

「腸活」

普段の食事に「ビオフェルミンSプラス」を混ぜただけです。
ビオフェルミンSプラスは、フェーカリス菌、アシドフィルス菌、ビフィダム菌にビフィズス菌の1種であるロンガム菌をプラスから成るビオフェルミン製薬の整腸剤です。
ビオフェルミンSプラスは薬局でも手に入れることができ、犬に与えても問題ありません。

腸内環境を整え腸内フローラ-を改善することで、下痢・軟便・便秘の改善も期待できます。
小型犬の場合、錠剤では割って与える必要があるため、顆粒タイプを選択したほうが良いと思います。

また、涙やけと食事による腸内フローラの関係性についての論文も発表されていましたので興味ある方は以下よりご参照ください。

ペット栄養学会誌 22巻2号 2019年
※外部サイトへ遷移します

食べ物を気を付ける、腸活をするはもちろんですが、日々のケアも大事です。
我が家でペットクールで毎晩目の周りの汚れをきれいにしてあげています。

涙やけにお悩みの方は、両方気軽に試せるので是非ご検討いただければと思います。

病気やアレルギーが原因の方は、以下もご参考ください。

涙やけの原因と病院へ連れて行った方が良い症状は

根本は涙が出すぎてしまうことが涙やけにつながるので、その原因としていくつか考えられます。

鼻涙管閉塞

犬の涙やけの原因は、鼻涙管閉塞が最も多いと言われています。
この病気は、先天的に涙点がなかったり、鼻涙管が狭かったり、後天的に結膜炎や外傷、腫瘍などの病気にかかり、鼻涙管が閉塞したりすることで起こります。

眼瞼内反症

まぶたが内側に反ってしまう病気で、先天的に起こることが多いです。
犬の、まぶたが内側に入り込み、まつ毛が目の表面に当たることでの刺激で、涙の量が増えて涙やけが起こります。
よく言う「逆さまつげ」とよばれる症状の一つです。

まつ毛の生え方

本来のまつげの生える場所とは異なる場所にまつげが生えてしまう「異所性睫毛(いしょせいしょうもう)」とよばれる症状や、逆さまつげの一つで「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」とよばれる本来、外向きに生えて角膜(黒眼)には触れないまつ毛が内向きに生えてしまうことが原因となることもあります。
これによって、まつ毛が目の表面に当たり、涙の量が増えて涙やけが起きます。

アレルギー

これは人にも当てはまるのでよくわかると思います。
食物、花粉、ハウスダストなどへのアレルギー反応で目にかゆみや炎症が出ます。
目を痒がる・こするなどのの刺激が加わることで炎症が悪化したり、結膜炎、角膜潰瘍などで涙が増えると涙やけにつながります。

病院に行くべき症状

涙やけのほかにも以下のような症状が出た場合は、他の病気の可能性もあるため迷わず病院を受診してください。

  • 黄緑色の目ヤニが出る
  • 充血している
  • 痛そうに瞬きしている
  • 目を細めて開けにくそうにする

涙やけを起こしやすい犬種

体格、体のつくり、顔の形などから涙やけを起こしやすい犬種がいます。

短頭種

鼻が短く、目が大きな短頭種は、顔の構造上生まれつき鼻涙管が曲がっていたり、狭くなっていたりする場合があります。目のトラブルも多いので注意してみてあげましょう。

  • パグ
  • フレンチブルドック
  • シーズー
  • ボストンテリア ・・・etc

小型犬

小型は生まれつき鼻涙管が狭い場合が多く、詰まりやすいといわれています。

  • マルチーズ
  • トイプードル
  • チワワ
  • ポメラニアン ・・・etc

アレルギーになりやすい犬種

アレルギー疾患がある犬の場合、目がかゆくなり、結膜炎から涙の量が増えることがあります。アレルゲンは、花粉やダニ、ホコリ、食物、ノミなど多岐にわたるため、一度病院で検査してもらうとよいでしょう。

  • 柴犬
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ダックスフンド・・・etc

老犬

犬は年齢が上がると涙の量をコントロールすることが苦手になり涙が出続けてしまうこともあります。
また、免疫力が下がり、目や目の周りの病気やトラブルも起きやすくなることで、涙やけが起きることもあります。

涙やけの対処法・予防法

まずは病院に相談しましょう。
病気の場合は放っておかず、治療してあげてください。

病気でないことがわかれば、食べ物のアレルギーを調べ食べ物に問題ないか調べましょう。フード変えることや手作り食に変えることで改善する場合もあります。

最後はなんといっても毎日顔を拭いてあげるなど飼い主さんの努力です!
うちでも使用していますが、「Pet-Cool」は強アルカリ性の界面活性剤や酵素不使用のケア用品です。
これを、コットンにしみこませて毎日目の周りや口の周りを拭いてあげています。

まとめ

涙やけは見た目が悪くなってしまうだけではなく、原因によっては放置すると病気の悪化につながる可能性もあります。
原因がわからない場合、まずは病院で診察してもらいましょう。

自宅で改善できる場合は普段の食事の見直しから体質改善まで対応方法は様々ありますので、その中の一つに腸活を含めてみてはいかがでしょうか。

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